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私のお気に入り2022⑤二松亭風林火山編

今年の下半期はサメの映画をよくDVDで観ていました。11月に「鮫講釈」を新しい解釈でというと偉そうですが、も少しちゃんと怖い鮫講釈にしようと思い、勉強のために(笑)
それこそ古典であるスピルバーグ監督の「JAWS」から、アサイラム制作の一連の噴飯サメ映画「メガシャークvsメカシャーク」あたりまで、あるわあるわこれほど地球上にサメ映画があるのか、と思われるほど。すべては観られないのですが、アサイラムに言わせるとサメ映画が作られるのは日本人のせいだ、ということらしいです。

サメ映画が1番観られていのがアメリカ、2位が中国、3位が日本、なら、アメリカのせいじゃん!と思うけど、どうも、噴飯サメ映画の筆頭、「ダブルヘッドジョーズ」(頭がふたつある人食いザメ)などは、日本の配給会社が「サメに頭が2個あったら怖いんじゃない?」と耳打ちすると制作会社アサイラムは膝を打ち、「ダブルヘッドジョーズ」を作成、これに味をしめたのか今度は時分らでサメの頭を1つずつ増やして最終5つくらいまで行ったのか、何本も製作して、日本人の耳打ちのせいだ、となっているみたい。
https://youtu.be/9aXirpTAs50

アサイラムのいい加減さは「予算もないしめんどくさい」からといって、いきなり物語は起承転結の転スタート!いきなり主人公ピンチがらはじまる!
最新作もいかにも日本人好みに寄せて、メガシャークが巨人と戦います!(笑)

でも日本人が観たいのはそういうのじゃないよ~
これだけ観ても鮫講釈の参考になるのは、やはりスピルバーグの「JAWS」だけでした。
ひとシーンのだれ場もなく、3人の主人公の性格上のプライドが結末には真逆に打ち砕かれる。むかしはモリ1本でサメに立ち向かったもんだ!のクイントはなすすべなく滑稽にサメの口に吸い込まれ最新テクノロジー駆使するフーバー博士の機材は役立たずにあっけなく破壊され、泳げない暴力反対インテリのブロディ署長が結局サメを仕留める運びになる。
映画の最後にポンと置かれる「海が嫌いだった。なんでだろう」というセリフが、「あんな目に遭っといて今おまえは海が好きになったのか!」という感動というかなんというか、悪い状況に対しても肯定感!そうなんだよ、人生は遊びなんだよ!

メイド・イン・ジャパンのサメ映画は寂しいかな、「ジョーズインジャパン」(笑)の1本のみで、サメもラスト1分くらいしか出てこない、、どーなってんのよ!
と思っていたら、究極のサメ映画「ノー・シャーク」2022アメリカ はサメが出てこない!
https://youtu.be/xvg0Ev0iHtw
サメに食べられたい願望をもつ意識高い系かわい子ちゃんが水着でビーチを渡り歩きながらひとりごち喋り続ける。字幕だらけで眼精疲労、それはもはや純文学サメ映画。
まるで鮫講釈の参考にならん!
サメ映画は、サメと戦う人間の裏側にサメ映画を作っている人間たちの戦いがある(笑)
落語会もしかり、なのです。
落語を知らない人、落語なんて嫌いな人、に自分の高座を観てもらって「落語が嫌いだった。。なんでだろ?」といつの日か思ってもらえるかなあ~
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Author:たぬき連
社会人落語グループ「たぬき連」です。定期公演「吠える狸の落語会」を自由が丘地区で開催してます。