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2019私のお気に入り☆さえの助編

こんにちは。たぬき連のさえの助です。

みなさま「2019私のお気に入り」シリーズ、お楽しみいただけてますでしょうか?

豆蔵さんの海外ドラマ、舞歌さんの玉置浩二、風林火山先輩の囲碁など、
たぬきメンバーでさえ知らなかった意外な一面が日々つまびらかにされ、
私も楽しく読んでいます。

ところが、私自身の2019年を振り返ると、そういう「意外性」とは程遠い日常が、
ただえんえんと続いておりまして、改めて「今年のお気に入りは?」と問われると、
困ってしまってワンワンワワンと吠えたくなるのであります。

ということで、「今年新たに」というネタではないのですが、
「2019も引き続きお気に入りだったもの」ということで、弁当の話をしたいと思います。

私の職場は神奈川県のとある山の中にあります。
自宅から片道1時間半をかけ、電車とバス合わせて4路線を乗り継ぎ、毎日通勤しています。
仕事をしていると、近所に畜産農家があるのか、はたまた畑に撒く肥やしなのか、
得も言われぬかぐわしい香り(笑)が漂ってきます。

職場から最も近いコンビニはバスで2停留所先、しかも昼間はバスが走っていないという、
吉幾三も「オラ、こんな村ヤダ~」と歌いだしたくなるド田舎でして、
昼間の移動手段は徒歩しかなく、コンビニまで行って帰ってくると昼休みがほぼ終わります。

大学なので、いわゆる「学食」というものはあるのですが、これはもう、
育ち盛りの青少年や体育会系男子の胃袋を満たさんがために開発されたメニューの数々で、
たしかに価格的には良心的なのですが、味に見合うほどのコスパでもなく、
究極の選択肢として毎日お弁当を持参しているのです。

さえの助の弁当、通称「さえ弁」には、徹底したこだわりと時短テクニックが隠されています。

それが何かというと、「前の日の晩御飯の残り物を詰める」ということです。

そうじゃなくても片道1時間半の遠距離通勤ですよ。
その上さらに弁当のために早起きするわけないっしょ!!(笑)

いや、むしろ弁当を作ることが目的で、その残りを夕飯で食べている感じです。

では、ここでさえ弁おかずランキングを発表します!

じゃじゃーん!!!

第1位(最多出場賞) 鮭の塩焼き

やっぱり、お弁当と言えば鮭ですよね~。
スーパーで売ってる塩鮭には「甘塩」「辛口」など塩分濃度ごとにランクがありますが、
私は「ふり塩」という甘塩よりもう一段塩の薄いのを買ってきて、家で追い塩してから焼くのが好きです。

第2位(常連賞) 卵焼き

こちらもお弁当の定番メニューです。
関東風は砂糖と醤油がしっかり効いたタイプが多いですが、私は関西風のだし巻きが好きです。
ただ、出汁を入れすぎるとまとまらなくなるので、焼く時にちょっとコツが必要です。
玉ねぎ、ツナ、鶏のひき肉、青のり、紅生姜などを一緒に混ぜ込むと味に変化も出て、色どりもきれいに。

第3位(ひと手間賞) 西京焼き

魚の西京焼きって、市販のものはどうしてあんなに甘くてあんなに値段が高いのでしょう?
私は甘いのも高いのもキライ。甘くなくて安いのが好き。
ということで、西京漬けは年がら年じゅう自分で作ってます。

作り方はごく簡単。
ちょっと時間に余裕があるときに、酒粕(ペースト状のものが使いやすい)と白味噌を混ぜ、
味醂で少し伸ばして、西京床を作っておきます。(←冷蔵庫でかなり保ちます)
閉店時間の迫ったスーパーに駆け込み「半額」シールを貼られた鮮魚の切り身を買い求めます(笑)。
オススメは鰤、銀鱈、鰆、鮭、など。
買ってきた魚の両面にうっすらと塩を振り、20分放置。
水が出てきたらクッキングペーパーでその水をふき取り(これで臭みが抜けます)、
かねてより作ってあった西京床に漬けるだけ。
約一晩漬ければ翌日から食べられますし、翌日食べる余裕がない時は、
そのまま周りをかるくふき取ってラップに包んで冷凍保存も可。
魚焼きのグリルでこんがり焼けば、あら不思議、安くて美味しい西京焼きの出来上がり!
冷めても美味しいので、お弁当にはばっちりです。

いかがでしょうか?

「おいおい、こんなこと改まってブログに書くんじゃねーよ!」とお叱りを受けそうなほど、
手抜きで、簡単で、時間もお金もかけていないでしょう?
それが、毎日続けられるヒケツだと思います。

自分のために作る自分弁当は、蓋を開けるときのワクワク・ドキドキがない分、
「何をやっても、何を詰めても自由!」という特権があります。

それと、こんな私のお弁当ライフを支える、素敵な相棒がおります。
弁当箱の「まげの助」と「まげ左衛門」の兄弟です。

まげの助は秋田県大館市の伝統工芸、曲げわっぱの老舗、柴田慶信商店さんのもの。
白木なので、お手入れにほんの少しだけ気を遣いますが、
長く使い続けていくと木の色がなんともいえない良い色に変わっていくのが楽しみです。

まげ左衛門は、フッ素コーティングしてあるので、
油っこいもの、色の濃いもの(カレーやケチャップなど)でも全然へっちゃら。
メンテにも一切気を遣いません。

繊細な長男とたくましい次男坊って感じでしょうか(笑)

というようなわけで、田舎暮らしの不便さから致し方なく始めた弁当作りですが、
だんだん面白くなってきまして、今ではすっかりハマっています。

だって、季節ごとに変わる食材(演目)、
毎回変わるメニュー(出演者)、
成功・失敗の分かれる味付け(くすぐり)、
お弁当ってまるで吠える狸の落語会のようじゃないですか!
↑かなり無理やりなこじつけ?(笑)

では、最後に2019年のさえ弁をちょっとお見せしまーす!

<冬>牡蠣弁当
牡蠣めし

牡蠣のしぐれ煮、きんきの煮付け、小松菜えのき炒め、白菜キムチ、プチトマト

<春>西京弁当
西京焼き

青豆ごはん、鰤西京焼き、ウインナー、ハッシュポテト、アスパラバター炒め、切り干し大根

<春>筍尽くし弁当
筍ごはん

筍ごはん、焼き鮭、若竹煮、くず野菜の浅漬け

<初夏>豆しば弁当
和風ピクルス

青豆&柴漬けごはん、鰤西京焼き、和風ピクルス、焼きしいたけ、青のり入り卵焼

<盛夏>鰻弁当
うなとと

うな重、紅生姜入り卵焼、胡瓜と茗荷の浅漬け

<秋>はらこ飯弁当
はらこめし

はらこ飯、里芋と烏賊の煮物、たらこの煮物、出汁巻き卵、しいたけ煮物、ほうれん草おひたし

以上、さえ弁のおはなしでした。
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たぬき連

Author:たぬき連
社会人落語グループ「たぬき連」です。定期公演「吠える狸の落語会」を自由が丘地区で開催してます。